海の森植林事業とは?

海の森植林事業皆さん『海の森』をご存知ですか?これは現在、鹿島市で取り組んでいる広葉樹植林事業のことです。例年3月中旬に植林を、8月上旬には下刈り(下草刈り)を、鹿島市環境衛生推進協議会が主催し漁業者を中心とするボランティアの皆さんの協力を得て実施しています。

主な活動

下刈り作業 8月の予定
植林作業  3月の予定 

事業誕生の経緯

海の森植林事業有明海、海苔養殖業の異常が新聞紙上を賑わし、干拓事業との因果関係が取りざたされました。 しかしながら、市内の漁業関係者の中では以前から、有明海の環境悪化とそれに伴う海苔養殖や、その他海産物の将来に対する懸念の声があがっていました。その一方で、山林を占める樹種の多くは、スギ、ヒノキ等の針葉樹でした。
これに対して市では、海と山との関係の中で森林の備が水源の確保と海の浄化につながるものと考え、葉を落とし、虫や微生物の力を借りて土や川を潤し、保水力や土砂の流出防止に高い能力を持つという落葉広葉樹に着目しました。
これにより、海・川・山を一つの環境としてとらえ、有明海に流れ込む河川の上流域に落葉広葉樹を植林しようと『海の森』植林事業が平成6年度(平成7年3月21日)に始まりました。

これまでの事業内容と今後の展望

海の森植林事業平成7年3月に市内4漁業協同組合の合併を記念するかたちで、片木山国有林内に漁協組合員の方々が植林したのをかわきりに例年実施しています。(下表参照)平成7年に植えた木は、市長の背丈ほどに成長しました。(平成13年撮影)

年度別植林位置図(PDF)

現在では漁業関係者や市民だけでなく、市外・県外を含む多くの一般ボランティアのご協力も得て実施しています。これからも当事業の推進を図っていく中で、森林の保水力の向上や海へ流れる水質の浄化という当初の目的以上に、山・川・海の環境保全に対する意識の向上と林業・漁業への関心が図られてきているのではないかと考えます。

 

植林時期
面積
平方メートル
参加人数
植林場所
樹  種
本数
H7.3.21
11,920
200
片木山国有林
ケヤキ、サクラ、イロハモミジ
4,000
H8.3.16
26,545
166
本城国有林
クヌギ、カエデ、ハゼ、イチョウ
8,490
H9.3.15
10,000
167
矢答市有林
クヌギ、カエデ、ハゼ、イチョウ
4,000
H10.3.15
5,609
200
片木山国有林
クヌギ、ケヤキ
1,700
5,000
才又市有林
クヌギ、ケヤキ、ハゼ、イチョウ
1,500
H11.3.13
11,959
330
蟻尾山公園
クリ、ヤマモモ、クス、ツツジ
2,035
H12.3.18
13,000
130
矢答国有林
クヌギ、ケヤキ、ハゼ
3,900
H13.3.17
10,000
200
矢答国有林
クヌギ、ケヤキ、ハゼ
3,000
H14.3.21
10,180
180
本城国有林
クヌギ、ケヤキ、ブナ
3,060
6,159
矢答国有林
ケヤキ
1,850
H15.3.21
11,347
220
本城国有林
ブナ、ケヤキ、コナラ
2,837
H16.3.20
13,591
230
本城国有林
モミジ、ツバキ、サザンカ、クヌギ、ケヤキ、コナラ
3,398
H17.3.18/19
6,029
260
本城国有林
ヤマザクラ、ベニヤマザクラ、カシノキ、クリ、ツバキ、サザンカ、クヌギ、ケヤキ、シラカシ、タブノキ
1,800
H18.3.21
5,000
220
本城国有林
クヌギ、ケヤキ、サザンカ、ツバキ、ヤマザクラ、ベニヤマザクラ、カシ、カキ、ビワ、シラカシ、タブノキ、モミジ
1,500
H19.3.17
10,273
150
本城国有林
クヌギ、ケヤキ、サザンカ、ツバキ、ヤマザクラ、ベニヤマザクラ、カシ、カキ、ビワ、シラカシ、タブノキ、モミジ
3,090
H20.3.22 7,954 280
本城国有林
クヌギ、ケヤキ、ヤマザクラ、ベニヤマザクラ、カシ、カキ、ビワ、シラカシ、タブノキ、モミジ
2,400
H21.3.20 5,398 300 本城国有林 ケヤキ、ヤマザクラ、ベニヤマザクラ、カシ、シラカシ、タブノキ、モミジ、カキ、ビワ
169,964
3,233
50,180